リムロック2000設置マニュアル

1. はじめに
『リムロック2000』は、一般住宅の掃出し窓、掃出し窓、中窓、高窓、ビル用窓などの既に設置されている引き違いサッシに後付けすることにより、部屋の内外からリモコンでクレセント錠の施錠/解錠、および窓の開閉を遠隔操作できる装置です。


2. 装置の構造と仕様
『リムロック2000』の装置は大きく分けて、制御ボックス、配電レールユニット、ドライブユニット、クレセントユニット、リモコンで構成されています。


2-1. 制御ボックス
制御ボックスは、電源ユニット部、電波受信部、制御部から成り、リムロックの運転制御はすべてこの制御ボックスの電子機器によって行なわれています。
すなわち、電源ユニット部により商用AC100V50Hz・60Hzから制御用DC12Vに変換され、サッシ窓の開閉、クレセントの施錠/解錠など、リモコンの操作により発信される電波を電波受信部で受信して、制御部のマイコンにより運転制御が行われます。
また、内部には停電対応用のバッテリー(発注時オプション)収納スペースを保有しています。

制御ボックス
制御ボックス 外観 (L 245mm×W 102mm×H 65mm)

2-2. 配電レールユニット
配電レールユニットは、制御ボックスからドライブユニットとクレセントユニットのモーター電源、および制御信号を送るため、サッシの上部に設置します。
電気を送るリボンケーブルと、ドライブユニットと噛み合う歯付ベルトがカバー内に貼られています。

制御ボックス、ドライブユニット、配電レールユニット


2-3. ドライブユニット
ドライブユニットは、サッシ枠に取り付けて窓を開閉するもので、高出力遊星ギヤードモーター、オピニオンローラー、クラッチ、リミットスイッチ等を内蔵しています。
クラッチ機能があり、それを開放することにより、手で窓の開閉操作が可能となります。

2-4. クレセントユニット
クレセントユニットは、サッシ枠に取り付けて、窓の開閉に連動して施錠/解錠を行うもので、高出力遊星ギヤードモーター、クラッチ、リミットスイッチ等を内蔵しています。
リモコンで操作していないときは、クレセントは通常仕様と同様に動き、施錠/解錠ができます。

2-5. リモコン
リモコンはマウス形で持ちやすく、「開/閉」2ボタン式簡易防水構造となっています。また、水中に落とした場合には浮くように設計されています。
発信電波は300MHz帯の微弱無線電波を使用していますので、申請は不要です。また、心臓ペースメーカーなどの医療機器にも影響しません。
到達距離は見通しで15〜20m程度です。
電波信号はリモコン1個毎に異なったIDコードを用いてセキュリティに万全を期しています。
また、電源にはコンビニ等で容易に入手できる3Vボタン電池(CR-2032)を使用しています。

ドライブユニット クレセントユニット リモコン
2-3. ドライブユニット 2-4. クレセントユニット 2-5. リモコン


2-6. 標準付属品
『リムロック2000』の本体に含まれる標準付属品は、電源供給コンセント(付属範囲外)から制御ボックスまでの電源コード1.5m(プラグ付き)、リモコン電池1個(内蔵分)、および各機器を取り付ける金具・ネジ類一式です。

2-7. オプション機器
『リムロック2000』と各種環境制御機器とのインターフェイス
呼気リモコン、音声リモコン等各種リモコン、タッチパネルスイッチなど
詳しくはご相談ください。



3. 『リムロック2000』採用のご検討に当たって

3-1. 『リムロック2000』の標準仕様
(1) サッシは木製額縁で囲まれたクレセント付き2枚引き違い式窓です。
(2) サッシ戸は、室内から見て右(内)側を左方向へ引いて開放する仕様が標準です。
(3) 『リムロック2000』本体の左上には、制御ボックスを設置するスペースが必要です。
(4) 『リムロック2000』の電源供給コンセントは、制御ボックスから1.5m以内に必要です。
(5) 『リムロック2000』を取り付けるため、サッシ・窓枠・壁などに、穴あけ・切り欠き・貼り付け等の加工をしますので、その許可が必要です。

3-2. 『リムロック2000』のオプション仕様
上記標準仕様と異なる場合には、オプション仕様となりますので、ご相談ください。
例えば:

(1) サッシ戸を、室内から見て左(外)側を右方向へ引き、開放する仕様の場合
※ 配線レール、ドライブユニット、クレセントユニットの改造が必要となります。

(2) サッシ戸が4枚の両開きで、その片側1枚のみを開閉する場合
※ 配線レールが長尺となりますので、設置方法を考慮する必要があります。

(3) サッシ戸が4枚の両開きで、その中央2枚を開閉する場合
※ 配線レールが長尺となり、また、ドライブユニット、クレセントユニット、および制御ボックスが各2ヶ所付きますので、設置方法を考慮する必要があります。

(4) 制御ボックス、電源コンセントが標準位置に取り付けられない場合
※ 配線コードの製作が必要となります。

(5) サッシ戸1枚の重量が60kgを越えるか、開閉力が3.5kgを越える場合
※ 大型用の『リムロック2002』の採用をお願いします。

(6) 複数箇所の『リムロック2000』を同時操作する場合
※ 複数のサッシ窓を1台のリモコンで一斉に開閉および施錠/解錠することは可能ですが、各機器はサッシ毎に必要です。また、複数のサッシ窓を場合によって一斉開閉したり、個別操作したりすることも可能ですが、リモコンの大幅改造や個別IDコードの設定が必要です。

3-3. サッシに『リムロック2000』を後付けする場合、下記の点に留意してください。
(1) サッシ戸の動きがスムーズであり、サッシ全体に著しいガタツキや歪みがないこと。
(レールや戸車の消耗が甚だしい場合には、あらかじめ修理をお願いします。)

(2) サッシ窓の寸法が極端に大きかったり小さかったりする場合には、ご相談ください。

(3) ギヤードモーターの回転音が多少発生します。静音タイプが必要な場合は、『リムロック2002』の採用をご検討ください。



4. 『リムロック2000』設置例